人類がこの世に誕生して以来、ずっと変わっていない事。この世界を悪い方向へと誘導する、2極論。


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森友問題や働き方改革に関する公文書の偽装問題が明るみに出てきました。
その話は他にも触れてる方がたくさんいらっしゃるので、今日は違う話をします。
人類が誕生して以来、ずっと変わっていないことが色々あります。
例えば、性的マイノリティ問題もその一つです。
10人に一人、100人いたら10人、1000人いたら100人(!)が、
LGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシュアル・トランスジェンダー)
という事実がありながら、その存在を否定し続けてきた歴史があります。
つい最近、BSで「弟の夫」というドラマが放映されていました。
タイトルからして「ん?」と思わせるタイトルですが、LGBTをテーマにしたヒューマンドラマです。
あらすじは、こうです。
主人公の弥一は、妻と離婚し、一人娘の夏菜を育てる父親です。
しかし、彼にはずっと心に引っかかっていることがありました。
それは、双子の弟の涼二が、ゲイであることを知った時から交流を断ち切り、
わかりあうことができないまま、弟を亡くしてしまったことでした。
そんな中、亡くなった弟のパートナーであるマイクがカナダから日本の弥一の家を訪れてきます。
弥一はノーマル以外の人間の存在を認めることができない、頭の固いタイプの男性です。
なので、マイクを見る目も偏見に満ちていました。
「俺の弟が、こいつに抱かれていたなんて、気持ち悪い」
「俺のこともそういう目で見てるのかも。勘弁してくれ。。。」
まぁ、酷いもんです。
そこに、娘の夏菜がやってきて、「この人誰?」と聞きます。
弥一は「弟の夫だ」ということができずに、目をそらし話をそらします。
ですが、先入観を持っていない夏菜にとって、マイクが「伯父」であることは、
何の問題でもありませんでした。
「マイクは私の叔父さんなんでしょ?だったらウチに泊まって!」
夏菜の言葉に、悪気は全く感じられません。偏見を持っていないからです。
しかし、弥一はその話題から逃げようとし、今は亡き自分の弟の存在を恥じるという有様。
この登場人物の中で、一番正しい目で世の中を見ることができているのは、
小学生の夏菜だけでした。
と、ざっというとこんな話です。
なぜこの話を取り上げたのかというと、
男はこう、女はこう、とか、
右翼じゃなければ左翼に決まってる、とか、
反米なら親中に決まってる、だとか、
そういった、あまりに単純すぎる二極論が、全てにおいて悪影響をこの世界に与えてしまっていると
思えてしまったからなのです。
次回に続きます。
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